研究内容
近年,アルミニウム合金板や高張力鋼板などの難加工材料の利用が増加し,塑性加工の製造プロセス開発に数値解析が多く用いられるようになってきました.一方,塑性加工では,その加工性に材料特性が大きく影響することが知られています.材料技術・塑性加工技術・数値解析技術をうまく組み合わせることで,より高度な成形が可能となります.
そこで,本研究室では,3つの要素技術を互いに利用しながら,以下の研究を進めます.
- 材料を部分的に改質した金属薄板の加工法の研究
- 数値解析および最適化手法を利用したその金型設計技術の研究
- 数値解析の精度を向上させるための材料試験法の研究
これらの研究を通じて,企業の課題解決につながるような技術を開発し,地域社会への貢献を目指します.
研究テーマの例
- 部分軟化対向液圧成形法の研究
- 最適化手法を用いた部分軟化領域の設計手法の研究
- 機械学習を利用した金型設計手法の研究
- デジタル画像相関法を用いた材料試験の研究
- 2軸引張試験,せん断試験による構成則パラメータ同定の研究
共同研究など(外部資金の導入実績)
2020年度
- 戦略的基盤技術高度化支援事業
テーマ「部分的に軟化させたアルミニウム合金板による燃料タンク向け深絞り成形技術の開発」,2018年度~2020年度 - 知の拠点重点研究プロジェクト
テーマ「先進的AI・IoT・ビッグデータ活用技術開発プロジェクト/大規模材料データ及びCAEによる自動車向け設計生産技術」,2019年度〜2021年度 - (公財)軽金属奨学会 教育研究資金・研究補助金
2019年度
- 戦略的基盤技術高度化支援事業
テーマ「部分的に軟化させたアルミニウム合金板による燃料タンク向け深絞り成形技術の開発」,研究実施期間:2018年度~2020年度 - 知の拠点重点研究プロジェクト
テーマ「先進的AI・IoT・ビッグデータ活用技術開発プロジェクト/大規模材料データ及びCAEによる自動車向け設計生産技術」,2019年度〜2021年度 - 奨学寄附金3社
2018年度
- 戦略的基盤技術高度化支援事業
テーマ「部分的に軟化させたアルミニウム合金板による燃料タンク向け深絞り成形技術の開発」,研究実施期間:2018年度~2020年度 - 奨学寄附金2社
2017年度
- (公財)天田財団 一般研究開発助成
- 奨学寄附金4社